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古い工場の屋根お悩み解決

デマンドデータの取得方法【電力会社別】

いつも発電マンのコラムをご覧いただきありがとうございます。近年、工場や施設等の屋根を活用して自家消費型の太陽光発電を検討される企業様が増えています。今回は、こういった高圧契約で受電されている方が太陽光発電を検討する場合に必ず必要となる【デマンドデータ】とその取得方法について解説します。

デマンドデータとは、「30分毎の使用電力(kW)の平均値を記録したデータ」です。
高圧・特別高圧で受電している方の消費電力は、電力会社が30分ごとの平均値をデマンド値として記録しています。
電力会社はこのデマンド値を元に電力料金の基本料金を決定しているので、省エネや電力料金の削減を検討する際には重要なデータとなっています。

電力会社に請求していただくとこのような表形式で1年間のデマンドデータを入手することができます。

※このサンプルは1カ月分のデータになっていますが、書式にはいろいろあります。1年分のデータが1つのシートにまとまっている場合もあります。

デマンドデータの入手方法はご契約している各電力会社様に問い合わせていただくのが基本になりますが、電力会社ごとに取得方法が異なります。参考に電力会社別の種等方法をまとめました。

また、データを入手される際には、

・直近1年分の30分デマンドデータであること
・Excelで開けるデータ形式(.csvや.xlsx)であること

この2点に留意していただけると、スムーズに検討していただくことができます。

東京電力、北海道電力、東北電力とご契約されている場合は、電力会社へ電話にて請求となります。

電力料金の請求書や明細に記載されている問い合わせ先に電話していただき、「直近1年分のデマンドデータ」の請求であることをお伝えください。

九州電力の場合は、WEBサイトから書式をダウンロードし、九州電力へ郵送にて請求となります。
参考:書面や電話で料金・使用量等を確認する | 九州電力

中部電力、関西電力、四国電力、沖縄電力とご契約されている場合は、各電力会社の提供しているビジネスユーザー向けのWEBサービスからダウンロードできます。
電力の契約とは別に各サイトの登録が必要となりますので、未登録の方はアカウントの登録からしていただく必要があります。

大手電力会社以外の新電力会社とご契約の場合は、HP等を見て分からなければ各電力会社の窓口にお問い合わせください。

1年分のデマンドデータと電気料金をもとに太陽光パネルを設置した場合のシミュレーションを行うことで次のようなことが分かります。

・最適な設備の容量・設計プラン
・電気代の年間削減見込額・削減率
・設備導入費用の回収年数

シミュレーションをもとに最適なプランを作成させていただくとともに、シミュレーションをご覧いただくことで、導入を検討する際に必要な事業性等を確認していただけます。

まとめ

発電マン㈱では、デマンドデータと電気料金を元に、お客様の電力使用状況に最適な太陽光発電システムを設計いたします。

太陽光発電を導入した場合のシミュレーションを無料で作成いたしますので、自家消費型の太陽光発電の導入にご興味のある方は是非一度ご相談ください。

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