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古い工場の屋根お悩み解決

陸屋根の雨漏り-劣化状況をチェックして梅雨までにメンテナンスをしましょう

いつも発電マンのコラムをご覧いただきありがとうございます。今回は雨漏りしてはいるがまだいける!と目をつむっている施設管理者の皆様に向けて、「陸屋根の雨漏り」について解説させていただきます。今の季節から雨漏り調査や見積もりをして、せひとも梅雨の時期を快適に過ごせる一助となればと思います。

陸屋根とは、平屋根とも呼ばれている水平またはほとんど傾斜のない屋根のことです。

・屋上を様々な用途で利用できる
会社の洗濯物を干す、太陽光パネルを設置する、ビアガーデン等

・メンテナンス工事が比較的小規模
スレート屋根や瓦屋根は吹き替え工事が必要です。
その場合は足場設置や解体工事が必要になりその費用が発生したり、足場の設置や解体の期間がかかったりします。
そういった屋根に比べるとメンテナンスは規格的小規模で行うことができます。

・ほとんど傾斜がついていない
水はけが悪い

・紫外線や熱の影響を強く受ける
防水層の劣化が進行しやすい

メンテナンス必要レベル「中」 ★★☆

すぐに補修しないといけないというほどではないが、早めにメンテナンスをしておくことが好ましいレベルです。

・コンクリートにひび割れがある
・雨の日に屋上の一部に水が溜まっている
・排水溝の周りにゴミが溜まっている
ゴミが溜まったまま雨が降ると屋上の排水が上手くいかず
、コンクリートや防水シートが傷んでしまいます。
・目地が劣化している


メンテナンス必要レベル「大」 ★★★

いつ雨漏りしてもおかしくない状況です。すでに雨漏りしている場合はすぐに補修工事を検討する必要があります。

・防水層が膨らんでいる
・排水溝が詰まっている
・防水シートが剥がれている

・コンクリートが割れている部分がある
・室内に雨漏りが見られる
※雨漏りを放置しておくと、建物の耐久性が低下していたりカビが生えたりしてデメリットばかりです。大規模な修繕が必要になる前にメンテナンスをしておくことがおすすめです。

こちらの章では屋上防水の主な工法をご紹介します。見積取りたいけどそもそもどんなものがあるかわからない、見積もらったけどどんな特徴があるかわからない、そんな時のために簡単に説明させていただきます。各工法の詳細情報は別途記事を書かせていただきますので、そちらをご覧ください。

どんな工法か特徴
FRP防水FRP製のシートを敷いて、その上からトップコートを塗る工法軽量・強靭で耐熱性・耐食性に優れる
ウレタン防水液体状のウレタン樹脂を塗り重ねる工法複雑な形状でも施工できる
シート防水防水シートを貼り付ける工法既存の防水層の上にも直接施工できる
アスファルト防水シート状の防水材とアスファルトで層を重ねる工法耐久性・防水性に優れるが、重い

まとめ

陸屋根は太陽光を設置したり洗濯物を干したりメリットがあるものの、紫外線の影響を受けたり水はけが悪いなどのデメリットもあります。デメリットがありつつも自分で劣化状況が確認できる上メンテナンス規模は小規模なので、劣化状況をこまめに確認して初期段階でメンテナンスを行うことでメンテナンスのコストを抑えることができます。
あまり気にすることなく陸屋根で気分転換していたり洗濯物を干していた方は、ぜひともこの記事を参考にしてメンテナンスの要否を確認していただけたらと思います。
発電マン株式会社では、太陽光発電だけではなく屋根の補修や古い屋根の改修など様々なお悩みを解決させていただいております。

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